です。ラビッツ~「JK LAST TOUR~大阪・ゆずプロデュース編~」

2018年9月24日 去年に引き続き今年もです。ラビッツ全国ツアーが開催された。 前日の名古屋で開催された「力雅祭り」からの流れで、初日となる大阪公演【UMEDA CLUBQUATTRO】に行ってきた。

今回の全国ツアーの趣旨は大阪、札幌、福岡の3公演を各メンバーがプロデュースするという新しい企画。

初日となる大阪は大川柚さん(以外: 柚)のプロデュース公演。柚の掲げたテーマは「駆け抜ける」である。

柚が激しいセトリで攻めてくるのは何となく想像はつくし、大阪ならではのお笑い要素も(柚はお笑いが大好きなのもある)入れて来るのかな?くらいの軽いスタンスで望んだが、それは大きく裏切られる形となり私の中での史上最強ライブを更新した。

開演前はツアーTEEや生写真でのコンプで色々楽しめたし、想像以上にどちらもデキが良かったのでワンマンに近い雰囲気を感じながら良い流れでライブに向き合うことができた。

定刻より少し押した15時58分にライブはスタートした。

場内が暗転しいつもの戦闘配置のBGMが流れメンバーが出てきた所で少し会場がどよめいた。暗闇のシルエットでも今回のツアー写真になっていた制服姿が確認できたからである。 そしてツアー初日の記念すべき1曲目は

「RIOT ZONE」である。

な、なんと「第一次うさぎ対戦」のエンディング曲である。しかも曲中のセリフ部分をメンバーの自己紹介に当てるという全く新しいパターン。 心踊らない訳が無い。脳内のアドレナリンが一気に放出される。 生写真で見たメンバーの制服姿が愛しいのはもちろんの事似合ってるし今回のJKラストツアーに相応しいコンセプトであると思う。(美についての語彙力、表現力がいつまで経っても身につかない)

続いての「なんで?」の流れは最高に良かった。です。ラビッツを初めて見る初見さんも、一気に引き込めるキラーチューンだからだ。早くも汗が止まらない。

続いて怪獣ANPONTANはフロア全体で髭ダンスを踊りながらのソフトモッシュ。会場のファンが楽しそうに跳ねる、踊る。皆、良い顔している。メンバーも楽しい!!と笑顔で答える。 部長パートから全員で「アーンポーンターン!」コールで一体感が増した。 続く「失恋したらWASABI」で少しクールダウン。メンバーのしとやかで煌びやかなダンスを堪能できるナンバーだ。 なんと、ここでサイン入りわさびが飛んでいるとは全く気づかなかった笑。

一旦メンバーが捌けてDJ卓がセッティングされる。 間髪入れず、「ですラビランド」が流れ、柚の「これからはぴょんぴょんナンバーが続くよーー!!」と会場全体を煽る。2番を歌いきった所で部長のDJ卓から絶妙なタイミングで曲がチェンジされ「うさぎのきもち」が始まった。 会場が下手に上手に動きまわり、熱量も更に高まる。「笑顔でいれる魔法をね、私達が掛けてあげるから、取り敢えず何も気にせず現場こいやぁ!!」この曲の一番好きなフレーズであり、今日は間違いなく会場が満面の笑みで埋めつくしている。 メドレーは続く。「うさぎのダンス」に切り替わる。これもCD化はされていないが、間違いなく良曲で激しいダンスナンバーである。最後は「うさぎストリーム2」のラストサビでメドレーは終了。ここまでノンストップできている為汗が更に止まらない。心地良い疲労感が堪らなくアドレナリンは放出状態である。

ここでメンバーは一旦捌けて部長だけが残り、ノイズ系なビートナンバーでDJ部長は忙しなく卓を操る。普段のワンマンライブならMCが入る所であるが約5分程部長タイムはあったと思う。メンバーの休憩、着替え時間も必要なのは分かるが、今回の「駆け抜ける」がテーマとしたら、DJ部長のパフォーマンスは少し違っていた気がする。あくまで私の個人的な意見ね。 せっかく温まった会場がクールダウンするのでは?とヒヤヒヤしたが、JKラストツアーのTEEに着替えたメンバーが出できて再び華やかになった。色々考えていたせいで、この時のメンバーがどんなことを言ったのか正直覚えていない。

ラストスパートは中2の夏、恋する季節、7ヶ条と鉄板セトリで畳み掛ける。 最後は「本当の世界中にありがとう」で締める。 と、思いきや「LASTSONG」のイントロががかかった時は再び胸が踊った。この曲は本当にオーラスに相応しい曲であり、大好きな曲なので、あぁこれで終わりかぁといつも寂しくなる曲である。

と、ここまで丁度50分(16時50分)あれ?60分ステージと聞いていたので、アンコールあるの?と期待したが特に無く。グランドフィナーレも時間の都合上カットとなった。 でも、会場内は今まで味わったことのない、何とも言えぬ満足げな雰囲気に包まれていた。

会場の外に出ると足がパンパンだーー!最高やった!と特典会の列に並びながら、多幸感に溢れるコメントが、そこここで聞こえたのが印象的で私も全く同じくであった。 勿論、Twitterにも良かった!過去最高!のコメントが並んだ。

最後に...

今回の見どこである各公演が3人のプロデュースを行うという今までに無い企画で始まったツアー初日の大阪公演は、おまいつから新規さんまで満足になるという大成功で終えることができたのではと思う。 手探り感が出るのではないかと心配したが良い意味で裏切られた。

私はオープニングのRIOT ZONEが全てを物語っているのでは無いかと感じる。

他のアーティストさんやロックバンドのライブを観ていてアルバムの最終曲を敢えてセトリの1曲目に持って来るのは決して珍しいことでは無い。 しかしアルバムの曲中に自己紹介をするアイデアには「やられた」の一言に尽きる。思わず私は終演後に反則だ!!とTwitterに感想を書き込んでしまったくらいだ。決してこのワードが合っているとは思わない。今となってはお恥ずかしいワードだと思う笑。

もう1つ言いたいのはぴょんぴょんメドレーである。L-1グランプリのセトリを考える際にメドレーも選考の一つになっていたと後日談で聞くことができたが、L-1グランプリの15分間と言う限られた時間では選ばれなかった。 しかし柚はどこかのライブのタイミングでメドレーを入れたい。メドレーは十分にお客を楽しませる事ができる選択肢の一つなのでは無いかと。

今回、自分プロデュースのセトリにメドレーと言うスパイスを入れることで幅が広がったのでは?と想像するととても感慨深い。

ツアーは札幌、福岡と続く。夏鈴ちゃん、愛実ちゃんがどんなプロデュース公演を見せてくれるのか?を考えると楽しみでしかない。■■